教え方ファーストコンタクト
今回のは動かし方を教える事第二弾
ちなみに多分私はやさしくない。
私ができたからと言ってほかの人が必ず出来るとは言わない。逆もしかり。
勝手なことを言いたい放題書く(笑)
急性期や回復期の方にはこんな事はとても言えないw
あくまで、数年リハビリ頑張り続けた人で、どうしても動かない人にだけ言う。
「あなたの覚悟はどのくらいですか?」
「動かないところを動かすとは、誰かにどうにかしてもらって動くことはほぼない。数年リハビリつづけていての今のあなたの現状が現実です」
「正直、楽な道はありません。どこまで頑張るのか?はご自身が決めることです。
例えば、伸びなくなった腕を伸ばす。だけでもいい。開かない手の指を開くようにしたい。あなたは何を目標にしますか?」
「やってやれない事は実はないと思います。が。どのくらい腹をくくることができているか?がとても重要になってきます。」
「腹をくくるというと、がむしゃらに顔を引きつらせてでも頑張る。と、勘違いする方が多いのですが。その真逆のことでもあるわけです」
「麻痺の状態をみて、筋トレが必要なのか?今はする時ではないのか?その判断はとても重要になってきます。」
「腕を伸ばす。掌を広げる。ということは、健康側でやった時。全身の力を使ってやりますか?広げたあと、はぁーとため息が出ますか?つまり、その時点でリハビリが間違っているんですよ。それどころか、その間違った動きを脳が覚えるので悪循環でしかない。やらない方がマシですね」
息を止める。
肩が上がる。
顔を歪ませる。
胴体が傾く。
全身に緊張がはいる。
終わったあと肉体的疲れが出る。
上記は腕がほぼ動かない人がしてはいけないこと。
教える側も、本人がそれを望んでもやらせては絶対にいけないこと。
こんな事をやらせてお金を取るなんて悪徳商法でしかない。:(´◦ω◦`):ガクブル
この手のことをさせる療法士は
死ぬまでリハビリに通わせてお金儲けの種にするため。
なんとか希望と現実の違いをわからせて諦めさせるため。
諦めさせる。
というと、響きが悪いけど、どこまで治していくか?どこで諦めるのか?は患者本人が決めること。
正直。リハビリが進めば進むほど、難易度がかなり高くなってくるので(私の過去の記録参考)生活にあまり支障がなくなったらこの辺であとはのんびり10年単位でなんとなく少し良くなってるレベルでいいのかもしれない。
それを決めるのは患者自身。
当然現実を見る必要もある。
リハビリは無料ではない。本人も義務になってしまう。
脳卒中の麻痺になって数年動かない手足を動かすというのは、そういう事。
療法士さんがなおしてくれたー
で、治るなら
長嶋監督も西城秀樹ももっともっと良くなっているし、
アスリートやレスラー、などなど普通になるまで治ってなくてはおかしい。
技術だけあっても、やる気だけあってもむり。
まぁ、それでも大昔にくらべれば物凄いリハビリの進歩があるから、今くらいまでの回復であるのも事実で、大昔なら、寝たきりだった人もかなり多いはず。
だから、自分のおじいさんの頃よりは凄いのは現実なので、今の動かないけど大昔にくらべればマシ。という考え方も大いにアリだね。
リハビリの先生の指導を聞かないで、持論でこれをやれば治るにちがいない!とやるのもそれはそれでいいと思う。(治らないけどね?)
その判断をするのも患者である自分自身でしかない。
どの道を選んでも、結局、麻痺患者が納得する内容ならそれが1番ベストな事なんじゃないかな?
ちなみに。私は療法士さんからの指導は全て守ってやってきたw
疑問がある時は納得するまで話し合った。
全く動かせないない恐怖。辛い事も多かったし、あせりもあった。
でも、自分の経験値で直せるものでは無い事を痛感していたので、精神面での制御が1番大変だった。
という経験があるからこそ、動かせない方々の気持ちはとてもよく分かる。
だから、辛いことでもいい加減な事は言えないし、そんな指導はとてもできない。
健常者の療法士さんたちはこの辺を理解してない人が少なくないけど、まぁ、それも仕方がない面もあると思う。
ちなみに。ここまで偉そうなことを言うんだから当然、結果をだすのが教える側の責務。
大して実力もないのに言うべきではない。
色んな資格をもっているのは素敵な事だけど、それとこれは別の話でしかない。と思う。